絆を紡ぐ交流委員会

一般社団法人滝川青年会議所 絆を紡ぐ交流委員会 基本方針

『次代へ継承する精神』

絆を紡ぐ交流委員会 委員長  猪股 栄太

 私は、小学校6年生の時に第29回滝川児童名護派遣に参加いたしましたその思い出は今も色あせず記憶にしっかりと刻まれており、沖縄の風土に感動し、たきかわとは違う文化を経験し、学び、成長することができました。しかし、昨年のコロナウイルス感染拡大により、特別な体験から得られる感動、学び、成長の場が失われつつあります。そこで、滝川名護児童交歓事業およびそらぷちキッズキャンプ支援事業を絶やさないことで、次代を担う子どもたちが感動し、学び、成長できるよう、引き継いでいかなければなりません。

 まずは、新北海道スタイルを取り入れた上で派遣児童に今後の人生においても必要となる礼儀作法、団体行動の規律を順守する重要性を理解してもらうための事前研修を行い、参加する子どもたちに自分たちが住む地域に対する郷土愛を育んでもらい、地域の垣根を越えたより深い交流で絆を深めてまいります。そして、滝川児童名護派遣ではコロナウイルス、熱中症に十分配慮し、亜熱帯の気候やエメラルドグリーンの海、沖縄ならではの食文化を実際に五感で感じることで見聞を広めてまいります。さらに、親元を離れ、名護児童と名護派遣だからこそ紡ぐことができる友情を育み、ホームステイ先のご家庭で愛情を受け生涯記憶に残る経験をしていただくことで、子どもたちの大きな成長につなげてまいります。私はホームステイ先で初めての台風を経験し、ご家庭で一緒に過ごしたことで協調することの重要性を学び、成長することができました。また、送り出してくれた保護者の方々へ感謝の気持ちを伝え、滝川児童名護派遣での経験、学びを子どもたちが共有し、滝川児童名護派遣報告会にて資料を子どもたち自身が作成し報告することで、一回り成長した姿を保護者の方々に感じていただきます。事前研修から報告会までの写真と動画をまとめ、思い出を参加していただいたご家族にお渡しすることで次代を担う子どもたちへ引き継いでいくとともに、この事業を次代へ紡いでいくため、各企業や団体のご協力を仰ぎ、地域へ発信してまいります。

 そして、小児がんや心臓病など難病と日々たたかっている子どもたちを主たる対象とする自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」に対する支援事業を本年度も継続し、多くの人々による施設への支援が増え、闘病生活を送っている子どもたちの笑顔と未来の夢へとつながるよう、SNSを活用したPR活動、そらぷちキッズキャンプ道外進出の一助となれるような支援活動を行ってまいります。

一生忘れることのできない経験になる滝川名護児童交歓事業、そらぷちキッズキャンプに対する支援事業を通じて様々な子どもたちに学び、楽しんでいただくことで、等しく人を愛し、お互いが助け合っていけるような存在となって、たきかわの次代を担う存在となってくれると確信しております。先輩諸氏が連綿と受け継いできた歴史ある事業であるという責任と覚悟をもって一年間力を尽くしてまいります。