理事長所信

プロフィール

一般社団法人滝川青年会議所

第62代理事長  山根 大司

昭和59年10月31日(36歳)
滝川神社 禰宜

LOM
2015年1月入会 まちづくり委員会 委員
2016年 総務委員会      委員長
2017年 総務委員会      副委員長
2018年 歴史を紡ぐ名護委員会 副委員長
2019年 名護委員会      委員長  2020年 副理事長 

【JC歴】

出向
2016年 道央エリア運営会議   議員
2017年 総務運営委員会     委員                     2018年 北海道強靭化推進委員会 委員                     2020年 JCフェスティバル構築委員会 委員 

                                   

理事長所信

【はじめに】

私が神職として日々奉仕する中、自身を形成する精神的指針基盤の一つとして敬神生活の綱領というのがございます。その一文として、「 世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと。」 これは、神の御心は大自然そのもので人の最も正しい道を指し示し、神様の御心をいただき、その御心どおり実現させるべき私たちの使命です。世の中の修理固成のために「奉仕」つまりは積極的に何事かをこと、実践することであります。

私が滝川青年会議所へ入会し、ここがどのような理念のもと活動する組織なのかを知るための第一歩としてマニュアルを開きました。そこで、ふと目に留まったJC三信条の中に、社会への奉仕という信条が私に大きな衝撃と感銘を受けたのを今でも覚えております。まさに、この信条は私自身の聖職者としての生き方であり、この想いを掲げている団体が他にあることは存じておりましたが、40歳までの若き青年たちが志を掲げて運動を行っていることに共感し、畏敬の念とともに自らの理念を研鑽するにはこれほどまで適した場所はありえないと感じました。青年会議所運動を続けて行くうちに、青年会議所独自の社会奉仕を学びながらやり方を経て実現する在り方が大切であることを知りました戦後明るい豊かな社会を築くために、責任感と情熱を持った若者たちにより青年会議所は立ち上がりました。その想いは日本各所へと広まり、滝川青年会議所においても先輩諸氏の弛まぬ努力と想いを紡ぎ、修練・奉仕・友情の三信条のもと時代の変化に順応し、私たちの住み暮らすまちのために62年の月日の間、様々な困難に屈することなく運動を展開してまいりました。2020年に起こりました新型コロナウイルスは2021年にも日々の生活に影響を与えております。厳しい情勢の中、私たちは先輩諸氏の想いを引き継ぐとともに、現代で活動する青年経済人としての在り方を実現し、明るい豊かな未来を想像する道しるべとなり、まち、ひと、地域、その未来に対する正しき道を示す使命を持って、奉仕の在り方を熱き心で実践し、笑顔の輪で繋がる未来創造を目指した運動を展開してまいります。

【人々の心が寄り添うまちづくり】

 人口減少を初め、滝川市は多くの課題に日々奮闘しております近年においては新型コロナウイルスの影響により、今まで通りの日常を送れない状態が続き、市民への負担が強くなってきております。私たちのまちづくり運動にも大きな影響が出ており、3密を避ける、ソーシャルディスタンスを保つなど多くの課題が残されております。しかし、疫病に負けないまちづくり運動を展開していかなければ滝川市は疲弊の一途を辿ってしまいます。新型コロナウイルス危機はテレワークの導入や公園の価値の再評価など人々の価値観やライフスタイルを大きく変えていることを再認識し、住み暮らすまちが疫病に負けることなく住みやすいまちづくりを目指すことが私たちの使命であり、WITHコロナ・AFTERコロナの在り方を示していかなければなりません。まずは、常に市民の声にアンテナを張りながら、今この時代が必要としていることを常考し、まちの発展や行政機関との連携、地域コミュニティーの活性化など、多角的な視野を持って活動を行い、市民の皆様とともに想いを共有した明るい豊かなまちを創造するために奉仕の心を持った事業展開を行ってまいります。つぎに、未来の宝であります子どもたちへ焦点を合わせ、思い出とともにかけがえのない経験を得ることが出来る事業構築とともに、まちと子どもたちが深く繋がり、ゆくゆくは成人した時に滝川に生まれて良かったと思うことが出来る郷土愛溢れる在り方を示した未来への奉仕となる青少年育成事業を展開してまいります。そして、市内外より多くの人が来場し、夏の風物詩として行われておりました「たきかわ納涼盆踊り花火大会」は本来であれば昨年度11回目を迎えるところとなりましたが、コロナ禍の影響により、苦渋の決断ではございましたが一度中断されてしまいました。ですが多くの方へ夏の思い出とともに憩いの場を提供するために、ソーシャルディスタンスへ思慮を巡らしながら再検討を行い、これから先も継続して市民の思い出作りを行うことができる盆踊り花火大会を進めるべく構築いたします。

【滝川と名護の絆を未来永劫紡ぐため】

滝川と名護の両青年会議所が協力し、先輩諸氏の想いを受け継ぎ児童の成長の場として行われてきました滝川名護児童交歓事業でありますが、この歴史ある事業もコロナ禍により昨年度は中断されました。しかし、子どもたちが共同生活の中で自ら思慮を巡らし、多くの人と触れ合い行動して行く中で成長しながら夢を育み、かけがえのない思い出と絆を紡いでまいりました事業の大切さを今一度鑑み、移動手段や施設等においてAFTERコロナを意識し、派遣児童の安全を最優先に考慮した交流の在り方を実践した第47回滝川児童名護派遣再開へと進めてまいります。滝川名護児童交歓事業は、地域の宝である子どもたちと私たちが真摯に向き合い、親への感謝の心と滝川と名護の友情を育むことで未来への絆を紡ぐ事業であり、未来ある子どもたちを地域で育てる姿勢が必要であり、実践することが私たちの使命です。感受性や知識の幅を広げ、思いやりの心を育みながら紡がれた児童同士の友情は、やがて未来の絆となり一生の宝となります。私たちは子どもたちに積極的に向き合う奉仕の姿勢を保ち、保護者の皆様が自身の在り方を研磨し一回りも二回りも成長した児童の姿を見て参加させて良かった!素晴らしい経験が出来た!と感じることが出来る事業構築を行ってまいります。

【そらぷちキッズキャンプ】

 小児がん、心臓病など難病と日々たたかっている日本国内にいる子どもたちを受け入れる自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」が滝川市にはあります。難病で苦しんでいる子どもたちや、その家族の皆様に心のケアを行い、完備された医療設備や特別に配慮されたキャンプ施設や自然体験プログラムを実施されています。病気を抱えながらも、普通の子どものように自然の中で過ごし、笑顔で楽しいときを過ごすことができる施設は他にはありません。しかし、日本中にそらぷちキッズキャンプが認知されているのかというと、そうではありません。私たちが継続して行っております支援事業を更に続け、そらぷちキッズキャンプのPRを事業やSNSによる発信媒体を通して行うとともに、多くの人々より施設への応援が増え、少しでも子どもたちの笑顔に繋がるよう、奉仕の心を持って私たちは支援活動を行ってまいります。

【未来の担い手となる会員増強】

青年会議所は40歳で卒業という制度であり、会員拡大しなければ会員数が減少し続け、先輩諸氏の想いのもと継承されてきた事業や次世代を担う人材と共育できる機会が失われてしまいますこの先も滝川青年会議所が、未来への発展に貢献できる人財を輩出するためにも活動をともにする会員数が減っていることを真摯に受け止め、新たな人材を発掘し会員拡大を進めて行かなければなりません。滝川青年会議所が互いに自己を高めあう場で在るために、1人でも多くの会員拡大が必要であり、現会員がその重要性を理解し、一丸となり会員増強を進めてまいります。1人では絶対に青年会議所運動は不可能であり、必ず同士が必要であります。入会候補者が青年経済人として多くの成長を得る機会の場が青年会議所であり、滝川青年会議所が積極的にものごとを取り組む、奉仕の心を持った優秀な人材溢れる場となるために、先輩諸氏の会員拡大を踏襲しながら情熱的なアプローチを行い、入会候補者へ滝川青年会議所活動や熱い想いを伝え、次世代を担う使命を持った魅力溢れるリーダー発掘へと進めてまいります。

【総務】

滝川青年会議所が明るい豊かな未来を創造するために、組織が成長し発展することは私たちの使命であり、必要不可欠となります。そのために組織の基盤を安定させ、組織に対する奉仕の在り方を常に念頭に置き、基本運営を今一度意識し行動することで、青年会議所運動の永続的な発展の礎とならなければなりません。青年会議所活動を行ううえで重要となる総会や理事会は、正確な資料作成、会場の設営などの事前準備を徹底することで、円滑な会議運営を行ってまいります。広報活動は充実させた情報内容をホームページやSNSなどで多方面に発信することで多くの方々に私たちの青年会議所運動や今後行われる事業を周知する機会を増やし、応援、協力を頂けるよう多くの媒体を模索しながら進めてまいります。また、明瞭性の高い財務整理を行い、青年会議所が事業を行う上で必要不可欠な資本の管理を徹底してまいります委員長各々が考える委員会運営などの情報共有を行い、各委員会の目的意識や情報をメンバーで共有し、より一層の向上心と青年経済人としての自覚を持った活動を行ってまいります。

【結びに】

私たちは日々、自分で意識せずとも仕事、家族、住暮らすまち、それぞれに対し思慮を巡らし、奉仕活動を行っております。青年会議所では、このなぜ奉仕するのかを理解し、生活に生かすことの出来る最適の場所となります。奉仕した行いはやがて自分に巡り返り、経験は血となり肉となり生を終えるまでの大切な活力となります。多くの困難に屈しない明るい豊かな未来のために、滝川青年会議所が在り方を示し、住み暮らすまちの歴史の1ページに「私たちのまちに滝川青年会議所在り!」と刻むべく、数多の事業を展開し邁進してまいります。